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掃除機のヘッドのブラシが回らない?原因は断線の可能性が高いです。自分で直せるのか?

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掃除機ブラシ アイキャッチ

掃除機のヘッドにロールブラシが内蔵されているのは、最近では当たり前になりました。
しかし使っているうちになぜかブラシが回転しなくなってしまった…という経験がある方も多いのではないでしょうか。
ロールブラシや他の回転する部分に絡まった髪の毛やゴミを取り除いても全く動く気配がない。
タイトルにも記した通り、その場合原因のほとんどは断線でしょう。

そしてそれは自分で直せるのでしょうか。
断線が故障の原因である根拠と、直せる可能性について実例を元に検証していきます。

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なぜ原因は断線と言い切れるのか

多くの掃除機のヘッドに搭載されているロールブラシはモーターで動いています。
前述したように髪の毛やゴミなどの回転を妨げるものを取り除いても動かないということは、モーターの不具合によると考えて差し支えないでしょう。

しかしモーターというものはそう簡単には壊れません。

良くモーターが焼き付いて壊れてしまったと聞いたことはないでしょうか。
回転ができない状態でモーターに電気を送り続けて回そうとすれば、モーターがだんだん熱を持ち、最後は焼き付くということになります。
モーターが高温になることで周辺のプラスチックが溶けて異臭も出てきます。

しかし最近の家電にはそんなことになる前に自動で電気を送ることをやめる機能がついており、自動的にモーターは保護されます。

簡単に説明しましたがモーターがなかなか壊れないことがわかるかと思います。

ではなぜ動かないのか。

その他に考えられることとしては電子回路の基板が壊れてモーターが動かないこともあるかもしれません。

しかし基盤が壊れればそもそも電源が入らないことのほうが多いでしょう。
モーターの駆動回路だけがピンポイントで壊れることもあるかもしれませんが少ないでしょう。

そう考えると、それぞれの部品は壊れていないが、電気を送る電線が途中で切れている可能性がでてきます。

しかし電線なんて切れるのだろうか。

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ロールブラシのモーターまでの電線は切れやすい

掃除機って使用中はかなり動かしますよね?

床を隅々まで吸おうとしてヘッドをこねくり回したり。
床に置いてある邪魔なものを横着して掃除機のヘッドで押して動かしたり。
ヘッドを用途に合わせて交換するために付けたり外したり。

動かすたびに可動部にある電線にダメージが入っていきます。
もちろん機種によっては動く部分は電線を使わず他の方法で電気を送るように対策をしているものもありますが、単純に電線で通されているものも多いです。

その電線が切れることがあります。
頻繁に掃除機を使っているのであれば、数年で切れてしまうのではないでしょうか。

その断線がブラシが動かなくなる原因であることが多いです。

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自分で直せるのか?

直すには掃除機を分解して断線部分を見つけ、線をつなぐなり交換するなりして直す必要があります。
機械いじりが好きな人で、かつ電線をつなぐので半田ごてなどを扱えるスキルが必要です。

私が実際に直した様子をこれから記録として残しておくので
「こういった作業になるんだ」ということを理解して、できそうだと思ったら掃除機を分解して挑戦してみましょう。

最初に確認だけしておいてほしいのですが、保証期間中だった場合は自分で直さなくても無料で直してもらうことができる可能性が高いです。
なので保証の期限をまずは確認しましょう。
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掃除機を分解する

今回分解する機種は東芝のVC-PS300Xです。

まずはどこが断線しているか確認する作業です。
とはいえ電線は見えないことがほとんでなので、可動部を中心に分解して探すことになります。

大体の目星をつけて分解しますが、ヘッドの動く部分が一番あやしいのでヘッドの分解から始めることをおすすめします。

掃除機ブラシ ヘッド分解01

ヘッドを分解したら断線を見つけました。

掃除機ブラシ ヘッド分解02

じつは過去に1回直したことがあり、同じところが切れていました。
新しい線に変更します。

掃除機ブラシ 配線修理01

電線を通すところが狭いので、線が太いと通せないことがあります。
今回は用意した電線が少しだけ太かったようで、通すのが大分きつかったです。

半田付けした部分は導通部がむき出しになりますので、本来は熱収縮チューブなどで覆って保護します。

今回は手持ちがなかったのでシールテープで代用しました。
テフロンなので絶縁できますから、厚く巻けば大丈夫でしょう。

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この可動部で電線が擦れて切れるのがこの掃除機の場合原因のようです。

掃除機ブラシ 配線修理02

電線を通したら半田付けで電線をつなぎます。
電線が挟まったり、ヘッドを動かすときに電線が突っ張って動きが妨げられたりしていないか確認します。
この確認作業は慎重に行います。
特に電線が突っ張るようなことがあると、またすぐに切れてしまうので注意が必要です。

掃除機ブラシ ヘッド向き01

掃除機ブラシ ヘッド向き02

このようにヘッドを動かすと電線も一緒に動きますので、このあたりをよく観察して電線に負荷がかからないように注意します。

問題なければ元に戻して完了になります。

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まとめ

ご覧いただいたように、かなりバラバラに分解しています。
慣れていないと元に戻せなくなることもあるかもしれません。
ねじが余ったりとかプラスチック部分を割ってしまったりと、いわゆるバラシ壊すということにもなりかねません。
十分に注意して作業してください。
ただ直せたときは本当にうれしいのでその感情も味わってほしいと思う気持ちもありますが。

掃除機は本当はコードレスがおすすめなので、そちらのバッテリー交換の記事も書いているので、興味があったらぜひお読みください。

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以上です。
この記事が誰かの何かのお役に立てたのならうれしいです。

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