ラミネーターを使っていますか?
または検討していませんか?
わが家はヘビーユーズなのですが、めちゃくちゃ使ってるわりに全然トラブルが起きていないとても優良なラミネーターを所持していますので紹介したいと思います。
機種はコレ!
コレです。
記事のタイトルにもあるように、サンワサプライ製です。
画像も記事のアイキャッチ画像と同じです。
型式は400-LM001です。
少し古い機種ですが、これが非常に優秀です。
サンワの直販は廃盤としていますが、amazonではまだ購入できるみたいですね。
価格も私が購入したときと特に変わっていません。
むしろ少し安くなってるような…
(履歴を見たら、2016年の12月に8,980円で購入していました)
なぜこれなのか?
選んだ理由は3つでした。
理由1:4本ローラーという仕様である
ラミネーターの加工の流れは簡単に言うと以下のようになっています。
- 紙をラミネートフィルムに入れる
- ラミネーターに挿入
- 温めたローラーでフィルムをある程度溶かしつつローラーでつぶして圧着する
- ある程度冷えて固まった状態で排出される
フィルムをローラーでつぶすときに4本ローラーという仕様の場合、つぶす専用のローラーがあるのでより確実に圧着して、かつ出来上がったときの反りも少なくできるというメリットがあります。
2本ローラーという仕様の場合、溶かすローラーと圧着するローラーが同じなので、加工の安定性に少し欠けると言われています。
公式サイトで分かりやすく図解しています。
だたし構造上ローラーが増えているので、2本ローラーの機種と比べるともちろん価格が高くなります。
ラミネーター本体も大きくなりますね。
しかし私は確実にラミネートできるものが欲しかったので、この4本ローラー仕様はゆずれませんでした。
理由2:150μmのフィルムが使用できる
ラミネートフィルムには厚みに種類があり、一般的に使われているのは100μmと150μmです。
機種によっては150μmに対応していないものもあります。
確実に150μmを使うという予定があったわけではないのですが、いざ使いたくなったときに使えないのはいやでした。
理由3:A3対応である
掲示物をラミネートする予定があったので、A3は必須でした。
A3になると本体が大きくなるのですが、4本ローラー仕様を選択した時点ですでに大きくなっているので、この段階ではもはや気になるポイントではありませんでした。
実際に使った使用感は…?
かれこれ2年半使ってきた感想を書いていきます。
ちなみにフィルムはホームセンターの独自ブランドものをずっと使っています。
厚みは100μmのみ。
たいした品質のものではないとな思いますが、それもふまえて参考までに。
立ち上がり時間は遅い
フィルムを溶かすためにラミネーターを温める時間が必要ですが、これが結構かかります。
電源を入れてから8分くらい。
ただその時間ずっと待っているわけでもないし、急いですぐにラミネートしければならないなどというシチュエーションにもなりませんので、ほかの事をしていれば気が付いたら準備OKになっていたというのがいつものパターンです。
たしかに「もう少し立ち上がりが早ければなー」とは思いますが、現状特に困っていないのでそれほど立ち上がりの時間は重要ではないのかな、と感じています。
加工の時間は普通
フィルムをラミネーターに入れてから出てくるまでの時間は特に気になりません。
標準的な時間というである認識です。
1秒で1~2cm進むくらいでしょうか。
遅いともおもいませんし、もっと早くなれとも思いません。
むしろ早すぎると連続して挿入したときに排出側が追いつかなくなるので困るはずです。
対応サイズが幅広い
カードサイズ(名刺サイズ)、写真L判、はがきサイズ、2L判、B5、A4、B4、A3などと、非常に多くのサイズに対応しています。
A3含めそれより小さいサイズは全て入ります。
仕上がりがきれい
4本ローラーのおかげかどのサイズでも反りが非常に少ないです。
きちんと平らな状態で出てきます。
圧着不足も少ないですね。
フィルムにはさんだ紙がずれていてふちの部分の圧着する部分が少ないとやや加工不良となることがありますが、それはしっかりセッティングして行うことで回避できます。
逆回転スイッチがある
ラミネートフィルムがつまってしまったときのために、ローラーを逆回転させてつまりを解消する機能があります。
しかし私は一度も使ったことがありません。
なんせつまりが起きたことはありませんからね。
連続投入しても全く問題ない
途切れなくどんどん挿入しても全てキレイに仕上がります。
大変優秀です。
むしろそれこそがこの機種のいいところではないのか、と感じました。
それについて少し次の項で深堀してみます。
連続投入しても品質が安定にすることについての私的な考察
本体が温まるのに時間がかかると先ほど書きましたが、そこを良く考えてみたいです。
そもそもなぜ温まるのに時間がかかるのでしょうか。
単純に考えるとヒーターの能力が低いから?と思ってしまいます。
でもですよ、ヒーターの能力が低かったら連続してラミネートすることに耐えられないと思うんですよ。
ラミネートフィルムを溶かすためにヒーターのエネルギーを使います。
どんどん入ってくるラミネートフィルムに次々に熱を奪われて熱が少しでも足りなくなると加工不良が出てくるはずです。
ところが連続投入しても安定してラミネートができている。
ということはヒーターの力は余裕があるということです。
十分な熱をためこんで加工をしていることになります。
その十分な熱をためこむのに時間がかかっているのではないでしょうか。
少しややこしい話ですが、ヒーターの力が足りなかったらいくら熱をためこんでも、使われていく方が早ければいつかは熱が足りなくなってしまいます。
そこのバランスが取れている容量なんだと思います。
ヒーターが大きすぎても制御が大変になりますし、そもそもヒーターの容量は価格にはねかえってくる部分なので、設計上はシビアになっているはずです。
したがって安定した品質を保つために、立ち上がりの8分ほどの時間は絶対に必要な時間と考えられます。
製品化するにあたり、時間短縮せずに品質に性能を振ったいい例だと私は思いますね。
ただ新機種では立ち上がりの時間を短縮したことを売りにしているので、一般的には早くしたいのが理想なんでしょうけれども。
新機種はコレです。
価格が12,800円と高くなっていることからみても、ヒーター容量などを見直して立ち上がり時間の短縮を図ったのだと想像できます。
400-LM001と同じ価格で実現できるはずがないですからね。
まとめ
いろいろと書きましたが、とにかくおすすめできる機種です。
いろいろなサイズを使いながら、かれこれ1000枚以上はラミネートしていると思いますが、全然トラブルが発生しないので大変気に入っています。
壊れても多分また同じものか、もしくは後継機を購入すると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が誰かのお役に立ちますように。
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