組立をしていて部品の裏側やのぞき込むことができない狭い場所は、目で直接確認が出来ません。
そういったときは鏡やスマホなどの道具を使って見る方法がおすすめです。
使いやすい道具とメリットデメリット、使い方をいくつか紹介します。
点検鏡
鏡に柄が付いた専用の点検鏡なるものがあります。
狭いところを確認する専用の道具なので使いやすいです。
メリット
これはさすがに専用なので鏡も小さくて狭いところにも差し込めて、かなり細かいところまでチェックできます。
柄が伸びるようになっているのが普通で、手が届かないところでも柄を伸ばして対応できることが多いです。
鏡がボールジョイントのようなもので取り付けられているものもあり、角度を変えて使うこともできます。
デメリット
点検鏡の鏡は小さい物が多く、小さいと確認できる範囲も狭くなるのでやや効率が落ちます。
一気に広い範囲を確認したい場合は使いづらいです。
また鏡がむき出しの場合が多いので、工具箱に無造作にいれておくとすぐに割れてしまいます。
カバー付きのものもありますが、袋状のものだったりするので紛失が心配です。
折りたたみ式の鏡付きエチケットブラシ
洋服の表面をこすってホコリを除去する道具です。
これに鏡が付いている物を使います。
メリット
鏡が縦長で意外と広い範囲まで確認ができます。
そして折りたためるので鏡が保護されます。
鏡以外の部分はプラスチックであることが多いので過信はできませんが、工具箱に放り込んでおいても簡単には割れません。これが結構ポイント高いです。
安く買えるところもいいですね。
万が一割れてしまっても買い換えることを躊躇するような値段ではありません。
デメリット
柄が付いていないので、手で直接持って確認ができる範囲に限定されます。
なのでギリギリのぞき込めないが比較的近い場所などに限定して使うことになります。
ただ点検鏡のように柄を伸ばして遠くで鏡をかざしても、今度は鏡が遠すぎて映っているものが見えない場合もあるので、それについては良し悪しですが。
スマホの撮影機能を使う
スマートフォンにはカメラが付いているのでコレを利用する方法です。
メリット
写真や動画に収めて、後から手元でじっくり確認ができます。
スマホを狭いところに入れ込んであてずっぽうに撮影して失敗しても、何回でもチャレンジできるので安心です。
また撮影したものを拡大してみることもできるので、解像度を最大にして撮影しておけば確認できる確率が上がります。
撮影時にライトが使えるので、暗い場所でも対応可能です。
データとして残すこともできますので、あとで資料にまとめ直すなど活用の幅が広がります。
動画では音声も一緒に録音できるので、異音の確認などにも使えます。
デメリット
当たり前ですがバッテリーが切れたらもちろん使えません。
そして装置の中で使うことになるので、環境によっては汚れる危険性があります。
作業中に落として破損する可能性もありますね。
また場所によっては持込ができません。
客先の工場内などでは携帯電話やスマートフォンの持ち込みが禁止されている場所もあるので、そういった場合は使用不可です。
持ち込めても撮影は不可でカメラのレンズ部分に目隠しのシールを貼り付けられることもあります。
特に何も言われない場合でも、客先ではカメラの使用は必ず許可を取る必要があるので気をつけなければなりません。
まとめ
狭い場所は様々なパターンがあるので、確認するいろいろな方法を知っておくと応用が利いて、いざというときに困りません。
場合によってはテクニックや道具を組み合わせて、新しい方法を生み出す必要もあるでしょう。
少しでも作業のヒントになれば幸いです。
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