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インシュロックのカットにはプラスチックニッパを使う

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配線やチューブの結束に必ず登場するインシュロック。
一般的には結束バンドやタイラップなどと呼ばれていますが、機械屋界隈ではインシュロックで通っていますね。
このインシュロックで結束を終えたあとの、飛び出た部分をカットする際の注意事項です。

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カットがいい加減だとケガをする

結束を終えたあと通常ニッパーで飛び出た部分をカットしますが、そのときにカットし切れない部分が余っていると、それが非常に危険なのです。
インシュロックはナイロンなどのやや硬めの樹脂素材でできています。
しかしカット仕切れずに余る部分というのは非常に短い場合が多く、しかも鋭くとがっています。
樹脂なので硬いといってもケガをするほどでは・・・と思ってしまいます。
ですが切り残しの短い部分は長さが短いため強度があり、手の甲や腕の内側などの比較的皮膚が薄い部分は、引っ掛けてしまうと簡単に出血する程度のケガを負います

私自身、組立中にせまいところに手を入れたらインシュロックの切り残し部分で手の甲を切ってしまった、というケガは今まで何度も経験してきました。

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プラスチックニッパーで切り残しをなくす

ニッパーをしっかり選ばないと切り残しをなくすことはできません。
これはニッパーの先端形状の違いによって、どうしても切り残しができてしまう場合があるためです。
切り残しゼロでカットするにはプラスチックニッパーを使う必要があります。
プラスチックニッパーは刃に余計なくぼみ(凹み)などがなく、フラットになっています。

ニッパ01
したがってカットする面にぴったりと合わせれば、出っぱりがなく平らにカットすることができます。
こうすることで切り残しがなく、安全なカットが行えます。
刃の形状はストレート刃やラウンド刃と呼ばれているものであれば、切り残しゼロでカット可能です。

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プラスチックニッパーなら後からでも切り残しを除去できる

万が一切り残しを発見しても刃の鋭いプラスチックニッパーであれば、その状態からさらにカットができます。
お客様が運用上普段からふれる可能性がある場所にインシュロックの切り残しがあった場合は確実にカットしておきましょう。
また組立作業上ふれる可能性がある場所も優先的にカットして安全を確保しておきましょう。

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まとめ

プラスチックニッパーは作業者全員が所持するべきであると私は思います。
硬いものをカットするニッパーと分けて所持する必要がありますね。
インシュロック専用のニッパーとしてプラスチックニッパーを持っていてもいいくらいです。
インシュロックの切り残しにはそれくらい気を使っておく必要があります。
装置の品質に関わるところなので、ないがしろにせず常に気をつけておくようにしましょう。

 


フジ矢 プラスチックニッパ150mm(ストレート刃) FPN-150FS

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